こんにちは、ゆるフリです。
この記事では、独立を考えている人に向けて「フリーランスに向いている人」の特徴を紹介しています。
これまで様々なフリーランスの人と一緒に仕事をしてきましたが、「あ、この人ちゃんとしてるな」と感じる人はだいたいこの特徴に当てはまっていることが多かったです。
フリーランスには向き不向きがある
ゆるっとしたフリーランス生活を推奨している私ですが、全員が全員この生活に向いているという訳ではありません。中には、「絶対に会社員でいたほうがいい」といった人がいるのも事実。
例えば、「指示された仕事を淡々とこなしたい」「カレンダー通りの休みで生活したい」といった人たちは、確実にフリーランスは向いていないのでやめたほうが良いです。
以下で紹介する特徴は、フリーランスとして働く上で最低限守るべき10個の能力に関係するものです。生まれ持った性格というよりも、社会で生きていく上で身につけていく力や能力といったところでしょうか。
もしも、これらに当てはまらない人で「フリーランスになりたい」という人は、この10個の特徴をこれから意識して生活すれば大丈夫!フリーランス向きの思考法を身につけていきましょう!!
1.自分のやっている仕事が好きな人(没入できるかどうか)
まず大前提として、自分のやっている仕事が好きでなければフリーランスとして長く働くことはできません。
たとえ、好きなことを仕事にしていたとしても「今日はやりたくないなぁ」「ちょっと辛いなぁ」と感じることがあるのがフリーランス。
会社とは違い叱ってくる上司もいない、スケジュールも自分で決めるとなれば、嫌な仕事の場合どんどんサボっていく方向に流れていってしまうことが安易に予想できます。だからこそ、自分が没入できるような仕事を見つけることが最も重要です。
自身の適応能力を見るためにもフリーランスとして独立する前に、副業として興味のある分野の仕事をいくつか請け負ってみるのがおすすめ!
好きだと思っていた仕事が合わなかったり、苦手だと思っていた分野が意外にも自分に合っていたりと、会社の強制された環境ではわからない自身のスキルに気づけると思いますよ。
2.自分を律する事ができる人(セルフマネジメント)
ライターやWebエンジニアなどのフリーランスの基本フローは以下の通り。
・スケジューリング
・期日までに成果物を納品する
職種にもよりますが、この一連の流れが永延に続きます。裏を返してしまえば「期日までに成果物を納品すれば、他はなにをやっても自由」というわけです。
朝9時から働いて18時に仕事を終えるといった会社員的な生活スタイルを送るも良し、昼過ぎまで寝て夜中まで仕事をするのも良し。全ては自由に決められます。
だからこそ、自分自身をしっかり律することができるセルフマネジメント力が非常に重要。意外にも多いのが「家で仕事することができなくて、ずっとダラダラしてしまう」という人。
これまでオフィスという監視された環境にいたからしっかり仕事ができていたたものの、家では全く集中できなくてTVをみてしまう、スマホをいじってしまう……。これでは、継続して安定した収入を得ることは難しいです。
コロナの影響でリモートワークが多くなってきた昨今、逆に「監視されていない家でも、しっかり計画性を立てて仕事に臨めている」という人は、フリーランスにも向いているかもしれませんね。
3.連絡がマメな人(コミュニケーション能力)
フリーランスとして長く生計を立てる上で、最も大切ことが「いかにして、仕事を切らさないか」です。いくらスキルが合っても、仕事をくれるクライアントがいなければギャランティーはもらえません。
そこで重要になってくるのが、クライアントに気に入ってもらえるかどうか。営業力はいわずもがな、一度いただいた仕事を掴んで離さないことが大切です。
もしも、あなたが仕事を発注する側だとした時「仕事はできるけど、日中に連絡が取れずコミュニケーションがしにくい人」「仕事は普通だけど、人当たりがよく連絡がこまめでコミュニケーションが取りやすい人」どちらと一緒に仕事がしたいでしょうか?恐らく、多くの人が後者と答えるはずです。
連絡が豆な人って、仕事ができる人多いですよね。これは、フリーランスでも会社員でも共通している、社会人としての能力だと言えると思います。
4.誰かと一緒に1つのプロジェクトを進められる人(チームワーク)
「フリーランス=個人の仕事」と思われがちですが、ある一定のレベルになるとプロジェクト単位で動く大きな案件が増えてきます。「あるWebサイトを月次で運営していく」「1つの広告を作るために広告主・代理店・営業さんと連携をとって仕事をする」など、必ずチームとして仕事を進めることになります。
「3.連絡がマメな人(コミュニケーション能力)」と同様、ここでも自身の個人スキルよりも調整力やチームワークといった根本的な性格や人間性が重要になってくるのです。
「フリーランスになったから自分の力だけでバンバン稼ぐぞ!」と思っている人も、稼いでいる人ほどチームやプロジェクトで動いているためチームワークが求められるという点は理解しておくべきでしょう。
案件やギャランティーの額が大きくなればなるほど、関わってくる人間が増えるものです。「フリーランス=一匹狼」では長続きしません。
5.嫌なことは嫌と言える人(交渉力)
当たり前のことですが、フリーランスに固定給はありません。ギャランティーの交渉に関しても、クライアントと自分自身で直接交渉する必要があるため、交渉力も必要になってきます。この点も、会社員とフリーランスの大きな違いかもしれませんね。
しかし、これは“諸刃の剣”。交渉次第では、高給にも薄給にもなり得るのです。だからこそ、「自分の仕事の対価はこれくらい」という目安はしっかりと持っておかなければなりません。
世の中にはフリーランスを食い物にする、悪いクライアントがいるのも事実。どう考えても金額感と労力が釣り合わない案件を依頼されたら「NO!!」と断ることも必要なのです。
断りきれず、なんでも案件を受けてしまうとフリーランスのはずなのに「セルフブラック企業」のような状態になってしまいますよ。
そもそも、無理難題を押し付けてくるクライアントは、今後もまともな付き合いができる可能性が薄いので、こちらから切ってしまって問題ありません。
「無理なものは無理」これが言えることが、フリーランスにとってはとても大切!!
6.フットワークが軽い人(行動力)
フリーランスが仕事をゲットするコツ。それは、色んなコミュニティーに顔を出しておくことです。
営業を行って案件をゲットすることもありますが、個人的な知り合いから仕事を頼まれることが多かったりするんですよね。だからこそ、人脈を広げておくことはとっても大切。
もちろん「仕事がほしいから」という理由で人付き合いをするわけではなく、フットワークが軽く色んなところに知り合いがいるから結果的に仕事につながるということです。
「BARでたまたま出会ったデザイナーがWebサービスを立ち上げる際にパートナーとして誘ってくれた」「昔一緒に仕事をしたディレクターが独立して仕事をくれた」などなど、予期せぬ出会いが仕事につながることも多いのです。
私も、現在の仕事の8割が知り合い経由の紹介でした。
自分が仕事をお願いするときも、信頼のおける友人や仲間のことが多いので、やはり人脈を作っておくことは何事においても大事だと思います。
7.金銭管理がしっかりできる人(危機管理能力)
会社員とは違い、フリーランスの場合はクライアントによってギャランティーが支払われる日がバラバラです。
・納品した翌月の10日
・納品した月の2ヶ月後
・雑誌発売の2ヶ月後
私が現在お付き合いのあるクライアントさんだけでも、これだけギャランティーの支払日が異なります。
だからこそ、キャッシュフローの管理をしておくことが非常に大切です。極端な話「今月たくさん働いたのにギャランティーが入ってなくて家賃が払えない…」なんてこともありえますよね。
また、フリーランスには欠かせないのが確定申告など税金周りの管理。年末にゴソッと税金を払わなくてはならない人、還付金として戻ってくる人など様々なパターンがありますが、そういった税金も含めたキャッシュフローを計画する必要があります。
その他、急な出費があった時の余剰資金を持っておくなど、金銭面での危機管理能力はフリーランスにとっては必須だと言えるでしょう。
ちなみに、給料とは違って「請求書」を発行しないといつまでも経ってもギャランティーは振り込まれません!
そういった事務面も含めて、お金の管理はとっても大切。
8.オンオフがしっかり切り替えられる人(メリハリ)
決められた就業時間がないフリーランスの生活スタイル。気づけば、休みなくずっと働いてしまっているという人が多いのも事実。
もちろん、好きで働いている分には一向に構わないのですが、休む時と仕事をする時のメリハリをつけないと、どうしても成果が上がりにくくなってしまうものなのです。ダラダラと長時間かけてやっても、短時間集中型でやっても提出物の成果しかみられません。なのであれば、しっかりとスケジューリングをした上で、休みも確保したほうが良いですよね?
「2.自分を律する事ができる人(セルフマネジメント)」にも共通する点ですが、オンとオフのスケジュールを時間単位、曜日単位で計画できる人は充実したフリーランス生活を送れると思いますよ!
かくいう私も、締切前に焦って原稿を書くことがあるので反省するべき点です…。
スケジューリング(メリハリ)は、フリーランスにとって最も必要な能力の1つかもしれませんね。
9.ある分野の知識が深い人(専門力)
世の中にごまんといるフリーランスの同業者。その中からクライアントが「誰に仕事を依頼するか?」を検討する際の材料となるのが、「その分野にどれだけ通じているか」だと思います。
例えば、法律系のメディアを制作しようとしているのであれば、「元弁護士」「法学部出身」といった肩書の知識を持っている人材を欲しているはず。
このように、特定分野の知識が深く専門性のある人のところには、自ずと仕事が集まってくるもの。(もちろん、専門性があることを周囲にアピールするためのブランディング力も必要ですが)
趣味でもなんでも、なにかしらの専門分野がある人はフリーランスになった時にその恩恵を受けることがあるんです。
だからこそ、興味の対象を広く持っておくことが大切!
一番自分の興味がある分野のプロフェッショナルを目指すことが、フリーランスへの近道だと思います。
10.一人での長時間作業が苦じゃない人(忍耐力)
「4.誰かと一緒に1つのプロジェクトを進められる人(チームワーク)」では、フリーランスでも様々な人と関わりがあると言いましたが、実際に作業をする時は一人。孤独な時間が続きます。
「一人の方が作業が捗る」と思っていた人でも「孤独に耐えられなかった」「もっと人との関わりが欲しかった」という理由で、フリーランスを辞めて会社勤めに戻る人も意外に多いのです。
ある意味で“慣れ”もあるかもしれませんが、絶対的に向いていない人もいるのでフリーランスとして独立する前に適正を見極めるべきでしょう。
フリーランスになると、本当に1日誰とも喋らない日があります(笑)
そういった孤独に耐えられない人は、ランチで外出したりカフェで仕事をするっていうのもいいかもしれませんね。
向き不向きよりも“前向き”!フリーランスとして成功するために副業から始めてみよう
ここまで、フリーランスに向いている人の特徴を10個述べてきました。これらの項目をみてみると、性格というよりも「社会人としてのスキルがあるかどうか」がフリーランスとして成功する鍵になると思いませんでしたか?
もちろん「性格的に絶対フリーランス向きじゃない人」はいるかもしれませんが、多くの場合は自身のスキルを磨いたり、習慣を改めたり、意識を改善するだけで「向いている人の特徴」に当てはまるようになるものです。
現在会社勤めで、今後フリーランスとして独立していたいという方は、まず平日の仕事後や週末に副業として仕事を請け負ってみることをおすすめします。
そうすることで、スケジューリングやセルフマネジメントといったフリーランスとして大切な能力も自ずと身につきますし、今後独立できるかどうかを自らの肌を持って知ることができるはずです。
自分の意志で獲得した仕事を、会社のためではなく自分のためにやってみる。
これこそがフリーランスへの第一歩。向き不向きよりも“前向き”な姿勢で、ぜひトライしてみてくださいね!
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